「コピーライトの史的展開』白田秀彰

論文の体裁なので、頭からお尻まで読み通す気合が出なかったものの(面白そうだが)、逆に考えれば、論文というものは序章と結論だけ読めば遺漏は無いということで、そこだけちらっと読んでみた。
以下、もとより正確な要約ではない。いや、意図的な誤読と言われても仕方が無い。念の為。

  • イギリスの草創期の出版業界保護のための仕組として出発
  • 植民地時代のアメリカでは、現在の中国のような「コピーし放題」による過当競争から、勝ち組による独占、そして既得権保護の理論武装として、イギリスの著作権法体系に自然権理論が組み込まれた

というようなストーリーが自分の頭の中には残った。
で、この研究が現在の著作権を考える上でどのようなインパクトがあるか、ということになると、

  • 歴史が示す通り、法律は、権力を得たものがそれを永続化させるために決まるものだから、勝ち組に乗れ!
  • 法律が文化を保護するなんて大間違いだ!いや、お門違いだ。

ということかもしらん(おぃ
無駄な期待はしないでおこう(笑い
関係ないけど、著作権はcopyrightなのね、普通名詞だと思ってcopyrightsって書いてたよ。はてブのカテゴリ変えとこうっと。