メモメモ、とはいえ、ベンチャーならずとも企業の経営の失敗、リトライはありふれたことだけどね

メモするのは、それ以外のところ(=吉岡さん)に自分の関心があったということ。

オープンソースで飯を食うのが大変、というよりは、なんだって大変だと思った。つーか、こういう母数があと一桁ぐらい多くないと、成功ケースは見えてこないんじゃないかな。起業って本質的にそういうリスク(やっていることが「正しく」てもダメなことはあるし、その逆(というか裏、か)すら多少はある。つまりは運だって大切というか決定的)をもっているし、IT業界ってのはすでに厳しい競争が成立しちゃってるから、実際問題として新規参入者が王道のビジネスを成功させるというのは、非常に困難だと思う。それを知っててなぜ人はトライするのか、そこんところがすごく面白い。
ほじくれば、これからのventureが避けなければならない教訓は取り出せるだろう。それは競争のレベルを引き上げることになり、主にサービスの受益者にとって利益となるだろう。(つまり、競争に参加する者たちにとっては、ノウハウが増えることは、やるべきタスクが増えるだけで、しかも他社もやっているわけだからcore-competenceとは関係ない場合も多く、あんまりうれしくないかもしれない(笑 それを食い止めようとすれば、談合するか、系列に組み込まれていくとか、ロビー活動して行政からの保護を受けるしかないかも)
で、本題の吉岡さんについては、だいぶ遠いところに行っちゃってたような気がしてたけど、また少し親近感が戻ってきたかも。いや、自分は、経営をちょこっと勉強してみてわかったけど、経営者の資質はゼロだし、プログラマとしてもはるかにペーペーですけど。 吉岡さんの発信しているものを読むと、この人に会ってみたいという気になるし(というか、バリアが低いと感じさせる力があると思う)、そういう求心力は企業や団体のPRや recruiting にはとっても重要なものだと思う。グループのリーダーというか、グループの中に居て欲しい人だ。で、他に必要なのは、そうやってひきつけた人々にいい仕事と環境を与えるマネジメントである。そのパートは吉岡さんがやる必然性は特に無い。というか、分業したほうがいいんじゃないかと思える(CTOっていうところがその辺絶妙だ)。そこんとこ、どうだったんだろうか?とか、(実権をうばうだけで済むのに)吉岡さんを看板から下ろしちゃうのは、それで呼べる可能性のある人材を他所に渡してしまう結果となるかもしれないのだから、会社側は思い切ったなぁ、そうしたのはなぜかな?とか、自分はちょっと考えるけど、その前に今日の仕事を片付けなきゃな。