俺も歳とったなという話

クラウド作戦 AmazonEC2太平洋横断1秒の壁を超えろ - UEI shi3zの日記を読んで、違和感があった自分について思ったこと。
昔だったら、シンプルに「へー、こんな短時間で、すげーな」という反応で、まぁそれで終わりだったような気がする。もともと自分の能力とは関係無いレベルの世界ではあるしw
今だと、「これ、そのうちcrushするよなー」という感覚。
まぁ、必死に自転車漕いでる奴らがたくさんいて、そのうち1つが「ブームが終わるまでは」crushしなければいいのがベンチャーの世界だから、そんなネガな反応してもしゃーないんだけど。
とはいえ、この件については天才は不要だよな。あと20時間、という有効数字でタイムリミットが測れるなら、その能力を、せめてあと1カ月前に発揮しとけよ。という感じ。もっと面白い仕掛けになっただろうに。
システムのコンテンツとインフラを密結合しすぎ、という非難はあえてしたくない。インフラのネタがあってコンテンツを思いつくことだってあるからな。でも、ひとたびネタが出たら、そこを切り分けておこう、ていうセンスのあるところを読みたかった。
まーそれじゃPRとしてダメだよな、、、、難しい。

じゃーおめーどんな話なら受けたんだよ?

多分、ワールドを移動することがユーザーに実感できて、その移行の過程とか、レスポンスの変化がゲームの中に反映されて、「移動は大変だったなー」「あー西海岸に来たんだ。Googleのキャンパスに潜り込んでみようか?知り合いいない?」とかいう風な展開になるかと、少し思ってたけど、20時間じゃ無理だよなー。でも、今この瞬間のテクノロジーで十分実装可能だと俺は信ずる。
でも、これこれこういうところがネックだったんだよー、とか。それ企業秘密?まーそうだw
ネットに転がっている話に期待しすぎだ、俺。みんながBuchheitみたいな物言いするわけないよな。

で、本題の歳とった感は?

リスクに目が行っちゃうようになったところが一番大きいけれど、それはまぁ自然な話だし、悪いことじゃない。大人になったと言い換えればいいだけ。
哀しいと感じてるのは、サービスの「受けるポイント」の話にぜんぜんついていけなかったこと。要するに、今みんなは何を欲しているか、ということに関するセンスが全然無いんだなということ。
ポジティブに考えれば、俺はtimelessな仕事をするチャンスがあるかもしれないぞ、ということ。しかし、正直な話、世の中に残るような仕事をするための積み上げが哀しいほど無い。いやもう、本当に俺は仕事の世界では「死んじゃっている」んだなぁ。
なにくそー。