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統一理論への素朴な疑問 王様は裸か?皇帝のあたらしい次元?

「皇帝の新しい心」という書名に合点がいったのはつい最近の事だ。
それは、偶然「はだかの王様」の英語の絵本を手にしたときである。
タイトルが 'The Emperors new clothes’
で、ロジャー・ペンローズの著作は 'The Emperors new Mind'

これも最近、いくつかひも理論や量子重力の本を読んでいて、素朴な疑問がいくつかでてきた。

・隠れた次元を6つ足し、さらに1つ加えて11次元まで考えるのなら、なぜ電磁力、核力、重力の他に「巻き上げられて隠れている別の弱い力」があるとは考えないのだろう?その物理が他の力と同じという保証もないが、違っているとすればどうなるか、は、だれか考えているのだろうか?
 これは、光の速度を絶対とした特殊相対性理論に対して、長さの基本単位であるプランク長やプランクエネルギーも基本としうるとしたらどうなるか、という二重特殊相対性理論からの類推だ。

ブラックホールの表面(事象の地平線)に物体が落ち込んだ瞬間、外界からは物体が静止したように見える(=無限に時間のすすみが遅くなっているようにみえる)という。でも、現実のブラックホールは周囲の物質をどんどん吸収して境界は常時膨張しているはずだ。
ということは、外界から見ると、現時点でのブラックホールの境界よりも内側が「見えている」ことにならないだろうか?
境界面から脱出しようとした最後の光は、最初はその場所の脱出速度とほぼ同じだが、途中で光がより強くなった重力にまけてしまう、、ということはありうるだろうか?静止系からみた光の速度は一定なので、振幅がゼロになることはあってもマイナス、、ということは、、、あるのだろうか?
これは、(ブラックホールから充分遠い静止系から見て)境界面が膨張する速度が光の速度を越えていればあり得る話だ。
一方、ブラックホールの膨張速度が充分遅ければ、ずっと静止状態が観測されるだろうか?

 

追記

強い重力場は加速度のある系と等価だというのが一般相対性で、ブラックホールの表面からの光はかろうじて外へのろのろと進んでいるということになる。脱出速度は空間のゆがみの接線の傾きであり、ブラックホール事象の地平線というか表面ではそれが光速と一致しているように見える、というのが静止系(神の視点?)からの観測なのだろう。で、それが動いている、膨張しているときにどうなるか、というのは実際に計算となるとコンピュータシミュレーションで誤差が無視できるようなケースなのかどうかをまず考えないといけないのだろうな。境界面がこの解の特異点だったりすると困るのだろう。

やっぱ物理学者にならなくて正解だった。