ときどき思うのだが

万物の理論とは「胡蝶の夢」だと。
膨大なcomputationの中のゆらぎが、たまたま数学的に安定な「ある」物理系に落ち込んで、とりあえず発散も破綻もせずに存続しつづけている、それが今居る世界だと。
物理とは、たまたまここにある世界の世界「誌」を読み解く作業以外の何者でもない。
数学は、世界の発現の制約条件足りえるかもしれないが、いずれにせよ、「数学の全体」とは、ランダムなcomputationのゆらぎの可能な総和であり、我々のような有限の存在には把握は不可能であり、その一部をかいま見て、それが美しければ十分に満足すべきものなんではないかと。
チャイティンの本なんか、読まなければよかったかなあぁ。
一方、イーガンの方は読んでない(笑

万物理論 (創元SF文庫)

万物理論 (創元SF文庫)