貨幣論を読了した

マルクスの交換の図式で、「=」の部分が誤解の元だった。これは、交換されるという意味であり、需要と供給の一致があるということであって、かならずしも「等価・同値」ということを意味しない。物々交換の「二重の一致」のところで、自分の誤解に気がついた。それがなければずっとスムーズに読めたと思う。経済学をちゃんと学んだことがないから、こんな基本的な誤解があるのだけれど、一方で、書かれている内容について何の先入観も無かったからこそ、最後まで投げ出さずに読めたともいえそうだ。