読書の秋
勝手に本屋ミシュラン#63 - 本屋のほんねの記事に誘われて、新宿西口のコクーンタワー地下にオープンしたブックファーストに行ってみた。コンピュータ関係の品揃えしか自分にはわからないが、もうちょっと古い本があって欲しいなぁ、と。新しいけど、すぐに消えてしまって良し、っていう本はもういいからさ、という感じ。
それと前後して、図書館にリクエストしておいた本をとりにいったりした。たまたま本の手配がうまくいって、手元に10冊ちかい本があつまってしまった。これ2,3週間で読むのはきつい。嬉しい悲鳴。
- えらく引き込まれる。どんどん読めてしまう。そこに本があるから、読むのだ。(11/11追記:あっという間に読了した。恐怖というのは身を守る武器なんだけれども、それに打ち勝つ克己心というか勇気というのは凄いな。)(11/12追記:テンポ良く読めたのは、登山関係の用語が、ストレートに使われていることもあったかもしれない。岩場、高所、酷寒、低酸素の極限状態で、使う言葉も削られ、痩せていく、その迫力が感じられた)
- 作者: 山野井泰史
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 2004/03/01
- メディア: 単行本
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- 日本と米国の「ジャーナリズム」は違う、というか、ジャーナリストと呼ばれている人々の中身が違う、思考も指向も違う。まずそこがポイント。善悪じゃない、と思う。結局、日本人が組織の中でやりたいことは「お偉いさんゲーム」だけであり、メディアの中の人もそうだというだけ。なぜそれで日本人はOKだったかといえば、長い歴史の中で、文化の掃き溜めに位置してきたから、自分でpush the limitする必要がなかったからかもしれない。文化のフォアグラとして生きるうちに、すべては所与、上から降ってくるもの。それを押し戴くことが人生。指向することは、より上に「位置すること」だけ。それで十分生きていけるeco systemが生んだ進化形態。米国が衰退していくこれからは、再び中国金魚の糞で良いのであろう。もしくは鎖国か。ムラの中にジャーナリズムなど不要。ガス抜きが必要ならば、2chに行きなさい。というか、2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)にも示唆されていたかもしれないが、そういう用途のために2chは「生かされている」んだろう。
- 作者: 上杉隆
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/07
- メディア: 新書
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- 作者: フェルナンブローデル,Fernand Braudel,浜名優美
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 1993/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 丸山勝,ウォーラーステイン
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 1991/09
- メディア: 単行本
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ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
- 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/05/24
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- 作者: 日本経済新聞社,日経=,日本経済新聞=
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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- 作者: 北研二,津田和彦,獅々堀正幹
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2002/01
- メディア: 単行本
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- (11/13追記:統計力学というと、統計力学 - hiroki_fの日記のようなハードコアな読み方ができる人がうらやましい自分だ。まずは大昔の勉強のアカを落としたくて手に取った。ちょっと読んだ限りでは面白いけれど、それでいいとは、、言えないんだろうな。)
- 作者: 都筑卓司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本っていうのは、本>書評>本>考えたこと>本 とかいう連鎖というか、一種のマインドマップを形成するわけだけど、そういう流れを本屋の中に視覚化できないもんか、なんて思った。別にそういう風に棚を作るんじゃなくて、各自が端末だかHMDだかスカウターだかを持って本屋の中を歩き回って、本を手にとっていく。その時系列が、あらかじめ本のwebに仕組まれた経路と感応してvisualizeされる。。。そういう「棚作り」。どっかでやってみてもいい頃だと思う。
少なくとも、携帯電話でbar codeをスキャンしたら、「あわせて読みたい」が表示されるくらいはすぐできるよね。そして、お勉強、資格試験関係の本であれば、個人のレベルに合わせて「もっと易しいやつ」とかいう「方向性」を入力させて、webを手繰ってもらうこともできるはずだ。
携帯電話で、本がどの棚にあるか検索させるとか、できてもいい。というか、できるは店あるんだろうな。