積読リスト

最近、手元に本はあるけれど、ぜんぜん読めてない。

市場リスク 暴落は必然か

市場リスク 暴落は必然か

非常に面白い。これまで素人なりに経済や金融のことを齧ってきたのは、この本をダイレクトに賞味するためだったんじゃないだろうか。☆6つ。現在の金融危機に関しては、この本とスティーグリッツの新しい金融論―信用と情報の経済学、そしてミンスキーの金融不安定性の経済学―歴史・理論・政策、最後に人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのかで十分楽しめると思います。春山さんのサブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254)という本があのタイミングで書かれたことの凄さも改めて感じる。(2008/12/24追記:いろいろ出てくる専門用語については、ヘッジファンド・クルークの用語集ページがお薦め。無料のユーザ登録する手間があったかもしれないけれど、その価値はあると思う)
社会科学者のための進化ゲーム理論―基礎から応用まで

社会科学者のための進化ゲーム理論―基礎から応用まで

これはなんとういうか、社会科学者の基本ツールとして、Mathematicaみたいな感じで普及して欲しいフレームワークですな。地球コンピュータじゃなくて、こういうコンピュータ資源をうまく活用させるような事業を日本の産業界は立ち上げるべきだと思う。俺が日本のCTOならそうする。
断絶の時代―いま起こっていることの本質

断絶の時代―いま起こっていることの本質

すげー昔に書かれた本だけに、インターネットなんか出てこないのだけど、それだけに賞味期限が長い本。知識の時代への変革が本当にこれまでで最大のものかどうかはともかく、歴史的に米国の覇権時代が終了して、不安定かつグローバルな閉塞感漂う時代だということは確かなんで、目線を安定させるという意味では、これくらいのスパンでモノを考えないとだめだよな、という気にさせてくれる。文庫本になってて、ジーパンのケツにねじ込んでおけたらどんなに素晴らしいだろうと思う。
ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

21世紀は、テクノロジストをどうやって「単なる利潤=株主の強欲追求目的でない組織≒NPO」としての事業体で働かせるか=マネジメントの時代かもしれないので、すごく大事な本なのだけど、なかなか踏み込んで読めない。ぱらぱらめくるだけでは、新しいパラダイムってさっぱり身に付かないんだわ、これが。
オンリーワンは創意である (文春新書)

オンリーワンは創意である (文春新書)

自慢話の中から、本質を拾う訓練
Ajaxテクニックブック

Ajaxテクニックブック

すごいいまさらなんだけど、Javascriptに関しては、パスしていたが、Google ChromeのV8環境でブイブイさせたくなったので、基本をさらっと読みたくなったときに、たまたま目に付いたので借りてきた。(2008/12/24追記:ネット上にはそれこそ膨大なドキュメントがあるけれど、最近お世話になったのはprototype.js v1.5.0 の使い方
合格必勝ガイド 証券外務員「一種」要点整理〈2006年度版〉

合格必勝ガイド 証券外務員「一種」要点整理〈2006年度版〉

これは金商法以前の話なんで、内容はあまり参考にならず。参考書がどういうフォーマットなのかということでは役に立った。