1万年前の砂漠に人工知能について考える脳は存在しえなかった
人工知能や原爆について想念を抱くだけではじぶんの周りに物理的な変化は起こりえない。
では、1万年前のホモ・サピエンスが今自分がしているのと同じ思考に辿りつくことがありうるだろうか?
いたっていいじゃない?思い浮かべるだけでは未来に何の痕跡も残らないから、存在を否定できないのでは?
僕は、ないと思う。
コンピュータをタイムマシンで運んで、同じプログラムを起動するのと一緒じゃないか?
いや、昔にコンピュータはなかった。テクノロジーのバックグラウンドがなかった。
同様に、脳に言語やテクノロジーの利用を可能にするハードウェア的ニューロン接続は一万年前の脳には存在しなかったはずだ。
言語を操る脳は、言語を持たない脳とはsensorimotor的結線からして違うのだ。
未来のことを覚えている それを因果関係と呼んだとする
予測とは、これから起こることを思い出すこと
そもそも
ペンタブレットの操作をゴーグルつけてやれば遅延ゼロ
では、それをゴーグル外すとどうなるか?
鉛筆で書くと、遅延になれた体では、自分が書く前から線が現れるように感じる?
すらすらかける?とはこういうことか?
時間の矢とは、記憶の矢(非対称性)
逆の遅延(変
ペンより先に文字や描線が現れるってのをゴーグルで見慣れると
(実際には手とペンの動きを遅らせただけ)
紙に戻った時どうなるか?
因果関係の崩壊は現実感が薄れるのか?
これは夢?
狂う?
狂うとは世間の概念との乖離
例えば死は怖くない、とか
睡眠は生の不連続面であり、目覚めて子供が泣くのは臨死体験の恐怖
寝る前の自分との不連続
他者の実存の信念の崩壊
他者は自分の脳の創造した幻想ではないかという疑念か抑えられなくなるのは、他者の動作の因果関係が信頼できなくなることからくる。
狂う
例えば多重人格や卑語を抑制できないのは単一人格という世間の脳の動作モデルから外れていて狂人扱いされる
しかしそれは並列処理の顕在化に過ぎない
ポアンカレのahaは、仮説のユニフィケーションプロセスがマッチを検出してnotifyしただけのこと
非同期並列処理、イベントドリブン
ゴーグルとTHETAで第三者視点の幽体離脱できるが、その時自分に共感できるか?
例えば昨日の自分
酔っ払って記憶がない時の自分は自分に見える?
記憶障害の人が昨日の自分をTHETA画像で隣人として見たら?
外見自分とそっくりの人(3Dスキャンして自分のモーション語彙で動くCG)がリアルタイムで何かしてるのを見たら、それは「自分の行動の記憶」になるか?
ドラえもんのタイムマシンって、それでは?
模造記憶
自分が自分であるというのは強固な信念=記憶の連鎖の事
昨日もその前もその前も自分は自分だったという記憶=信念
それのよすがは?
記憶があること
記憶が呼び出せること
それに疑義がないこと
自己崩壊はあり得る
自己欺瞞も。記憶が薄れてもなんとかやっていける。
幼少の記憶は無くても自分だと思いこんでいる
常駐タスクが意識から消えるのはなぜか?
忘れるとは?
同じ刺激に対する麻痺、抑制、飽きる
意識テーブルキャッシュから落ちる
それが並列処理の多忙さを隠す
常駐タスクのモード変化はマスクされていないから意識テーブルキャッシュに入る
記憶とは双対KVS
キーからバリューが引ける
バリューの パターンが活性化するとキーをアクセスした主体のプロセス(パターン)が活性化する
はい、脳できた
ニューロンネットワークの発生過程真似て、最初は少数のニューロンネットワークが膨張して、その間をランダムに埋める
ニューロンの枝分かれの度数が双対KVSの逆引きの度数
あとはシグナルが強化
ループやハウリングのパターンがプロセス、
その活性化鮮度によるキャッシュテーブルが意識
記憶とはセンサーや意識テーブルの状態によって活性化されるパターン
強化される
必ずしも過去に起きた必要は無い
強度だけが意識テーブルの位置を決める、鮮度が問題で、強化にはトリガーが、必要
トリガーが何度もおきる。その要因はいろいろあり得る。
科学とは壮大な作話とその検証のプロセスである、またはいいくにつくろうガンヲタ
作話とは
事象Bを検知したとき、その原因としてもっともふさわしい記憶Aを選び出す過程
これはAが意外な組み合わせ、、もしくは最近は認知されていなかったものだと aha momentになる
人間の思考とは、BとAの結びつき、、による作話の蓄積なのである。
その作話が強化されれば、それ自体が記憶になり、おれはこれを記憶している限りでは「正しかったぞ」という信念として形成される
作話するには記憶が必要である。
考えるには記憶が必要である。
暗記ものはバカのすることではなくて、賢い人の部品を形成するには必要なのである。
だから一概に切り捨てられない。
暗記するためのコツ、みたいなものはそれこと認知のノウハウの塊である。
で、ガンヲタの名セリフとかは、「いいくに作ろう鎌倉幕府」を想起させる
は!
日本でこういうのがはやるのは暗記教育の文化、蓄積があるからか!
意識はどう重要なのか、ではなくて、重要な脳活動と「いわゆる意識と呼ばれる事象」はどう関係があるのか?という問い
意識というのは副作用。重要な脳活動で意識と関係が深いのは何か?
今、ドミナントな脳活動
- 過去の想起、というか過去に学習されたパターンが外界からの刺激にマッチして活性化されている
- 現在の刺激が生存に関わるものであり、それに呼応して各種ホルモンが分泌されていて、反応が増幅されている
そして、ドミナントな脳活動を効率よく記憶する、、、ということで反復しているのではないか?ループ、ハウリング
脳活動の記録、というのは、メタな記録である。
メタ、であり、活動に関与しているのが「自己」であっても良い。というか、活動ってのは普通「自己が関与」している。
だから、自己言及的、というのがデフォ。それは意識や脳活動として特殊なことではない。そういうループがない場合、却って活性が続かず、記憶されづらい。
ビビッドな景色も、そのまま記憶することはできない。
繰り返し目から入力されるか、
一度見たものを何度もループさせるか。
ループさせるには、活動がアクティブな時間が長くなくてはならないし、頭と尻尾がつながる自己言及性は必須。そのアンカーとして「自己の身体からのsenseとフィードバック」があるのが普通。
- 手を動かしている、、(という「記憶」)、その動きが目から入ってくる、その時に近くにあった景色、、、が記憶される、もしくは記憶を呼び出すキーの一つとして機能するようになる。
- 心理的トラウマになるような光景を目にする>自己保存の本能と身体のホルモン系の結びつきによって、光景が繰り返される。>ホルモンに結びついた感情と景色が相補的なキーになっていく
え、意識って何かしてる?
何かする主体ではなくて、現状の意識というものが一つの線のようなものとしてある、というのは、ドミナントな脳活動をフィルターした結果が意識として認知されている可能性があるのではないかと思う。
フィルターって何してる?
作話、つまり合理的につながり得るイベントを時系列に並べる、ということ。
合理的、というのは、他の記憶と矛盾しない、というか強化する関係にある、ということなんだろうけど。この関係を適当に実装してみてどうなるか、というのが目下の興味である。
多分、複数の実装を競合、もしくは協力させて、一つに絞らずにエコシステムのようにできれば人間の脳に近いものになるだろう。結果としての動作は兎も角、発生による制約の下で進化(試行錯誤)をやめずに来たシステム(秘伝のタレ)としての脳と似た成り立ちであることは保証できる。
それが実際に脳と同じ働きをするかどうかは全く保証できない。
現実の自然界でも数多ある試作品はホモ・サピエンスにはならなかったし、今朝起きた時の自分の脳のスナップショットを明後日再起動したところでもはやそれは別個の脳になっていくだろうから。