ヴェニスの商人の資本論のタイトルチューンを読了

書名にもなっている最初のエッセイを読み終わったところだが、このエッセイは水村美苗氏のアイデアによるところがおおきいと註にあった。論文が示されていないのが残念だ。
内容についてだが、「ヴェニスの商人」はあくまで資本主義と貨幣の役回りのサンプルに過ぎない。できれば、もちっと精緻かつ包括的な資本主義・貨幣論が読みたいが、貨幣論を途中で放り出してしまった自分が言うことじゃないな。