与太話3rd:レバレッジこそが工学だ

以下、これぞ本物の与太話
ドラッカーの本で、金融工学がくさされている(と、僕は読んでしまった)ところがあって、要するに、レバレッジかけなきゃ儲からないような仕組はダサい!というわけ。(あくまでも僕の記憶であって、実際にはそんな記述はどこにもなかったかも)。金融工学はイノベーションとしてはサイテーだというわけだ。
でも、アルキメデスの昔から、レバレッジ(梃子)こそは工学の王道だわね。
トランジスタが何しているか、OPアンプが何しているか。
問題は、ヘッジする回路がチープだったってことです。
そして、大抵、高レバレッジの使いどころは、それをネガティブフィードバックにつかって、システムの安定化に寄与させるというところ。
投機家を、値決めのために使う、というのが正しい。
それが本体になってしまったところで、システムとしてヤバイ、それが分からなかったあたりは、金融工学というか、監督する側、市場管理の工学センスの欠如だよな。
というわけで、今必要なのはQuantsに物理学者、ではなくて、FRBにエンジニア、ですよ(縛