クラウドパブリッシング
オンライン自己出版のクオリティの問題、というか玉石混交の状況はオープンソースの初期と似ているかもしれない。
ならば、オープンソースの世界からバザール方式が拝借できるかもしれない。
読者が整形に参加していく。
読者が事実関係の裏をとったり、膨らませる。
オープンソースの支援ツールも、多少UIを変えれば転用できるかもしれない。
段落ごとに過去のバージョンが見られたり、typoを議論できる。
そして作者こそは「優しい独裁者」であり、モデレータに相応しい。
そして、単にオープンであるだけでなく、自由にforkできたら素晴らしい。
最終的には、作品(作者)の周辺に構築されたエコシステムそのものが評価、そしてブランドになる。
ところで、こういうシステムは、文芸作品よりも、FACTに向いているのかもしれない。
報道が肉付けされていく過程にこういったツールやブランド(reputation system)は有効なのかもしれない。