仮想化によるレンタルサーバの相場変化について(2009/2/26追記あり)

トリグラフが国内で先頭切ってくれたので、まじめに調べる気になってきた。
ちょっとした用途ならば、電気代レベルで専用サーバが使える時代になった。回線コストは無し。実際のところは、アドミン業務のおままごとをしたい人向け、なのかもしれないが(汗
コンテンツ創る際に、daemon立ててテストしてみたいとか、かも。大抵は500円/月ぐらいのサーバで今や十分だと思う。そこがこの商売の難しいところ、かもしれない。(単純に、「流行ってるから乗り換える」馬鹿ドモ相手に商売するのが吉なのかもしれない)
本当に仮想化のメリットを出したければ、物理サーバからの吸出しツールだの、live-migrationで無停止を売りにするとか、スケールアウトをサポートするためのサーバ起動管理ツールだの、ロードバランサーだの、keepalivedの設定サポートだのがあってしかるべきなのだ。

比較対象:Xenベースのサービス

  1. Amazon EC2:今となっては料金設定は高いが、時間貸ししてくれる:セキュリティはそれなりに確保できてると思う/ヨーロッパに拠点ができたが日本からは依然として遅延大:アクセスが面倒:エッジサーバを立てずらい(2009/1/7追記:Amazonはすでに2008/11の段階でAmazon CloudFrontというサービスをリリースしていた。エッジサーバが日本にある!、、新しい記事にまとめ中)
  2. Slicehost:メジャーらしい:Railsコミコミのサーバがメニューにある/遅延大
  3. Linode:使い勝手はSlicehostと互角で多少Slicehostより安い/遅延大
  4. トリグラフのVPSstock:日本国内に拠点があるので、遅延が少ない/まだユーザ例を知らないのでちょっと不安

参考サイト

ところで、検閲Tech: Libvirt & Xen その1 概要で、CentOSRHELでは今後XenではなくKVMをサポートしていく、とかいう話を読んでしまい、結構気になっている。XenはCitrixのものになってしまった感があるので、できるだけ色のついてないものをパッケージとして採用するのは道理かなぁ。(逆に、Xenの上でWindowsを動かすというストーリーに違和感が無くなってきた今日このごろ)
なんて話も出てきてるなぁ。
(2009/2/26追記:
米Microsoftと米Red Hat、仮想化相互運用性で合意 | SourceForge.JP Magazineというニュースもあり、xenRedhatとMicrosoftという商用OS陣営の中にがっちり組み込まれていく感じなのかしら?すでにMicrosoftとNovellはいろいろと提携関係にあるようだ。あとは市場シェアではVMwareがハードウェアメーカと組んでハイパーバイザ組み込みマシンをどう売るか、なのかしらん。そういう話はvirtualization.info/jpに山ほど出てきますが。)

2009/2/26追記:Ruby on Railsを容易にホストするサービスとか

LighthouseというBTS(bug tracking system)をサービスとして営業しているlighthouseapp.comのサーバをホストしているのがEngine Yardというところ。Amazon EC2上でRailsをセットアップして管理ツール付きで$129/月だそうだ。
lighthouseapp.comのサービスの値付けとしては、100プロジェクトの管理で5GBの容量を使える状態で$80/月である。
Ruby On Rails and PHP Cloud Hosting PaaS | Managed Rails Development | Engine Yard Platform as a ServiceLighthouse - Beautifully Simple Issue Tracking